【画像でみる】チェーン清掃の4つの方法を忖度なしで検証した結果

この時期なぜか大掃除をしたくなるものです。
チェーンの注油・洗浄は日常的に行うことです。
この中でも今回は洗浄に注目してみました。
ということで今回は【画像でみる】チェーン掃除の4つの方法を忖度なしで検証した結果、そんなお話です。



▶洗浄方法
今回は以下の④つの方法での検証となります。
①パーツクリーナーをぶっかける
②某フィルタークリーナー系漬けシェイク+水洗い
③灯油漬けシェイク+パーツクリーナー
④チェーンクリーナーでブラッシング洗浄+水洗い
ちなみにどれも洗浄にかける時間を同じぐらいの時間で検証してみました。

今回使用したチェーンはこちら。
DSC_3718
かなりギトギトの汚れ、固まりがついたチェーンです。
これを細切れにします。
DSC_3721

かなりの代物です。
DSC_3724
これらを実際にきれいにしてみます。

▶洗浄と洗浄後の状態
①パーツクリーナーをぶっかける
今回は通常、パーツクリーナーを使用する場合は、チェーン外さずに張ったまま行う場合が多いと思いましたので、できるだけチェーンが車体についた状態での洗浄を意識して勢いよく吹きかけてみました。
まずはこちらからです。
DSC_3727
ちょっとやちょっとでは、、、ケチらずバンバン大量に吹きかけます。

DSC_3731
大量に使いました。
手が冷たいです。
かなり大量に吹きかけて、やっと一部区間がきれいになりました。

DSC_3732
確かに一部区間は外見上結構きれいにすることができました。

DSC_3734
上から見てもきれいです。

しかしです。
DSC_3737
裏側(車体中心側)です。

122
残念ながらかなりのよごれが残ってしまっています。
目に見えやすい部分はきれいに見えますが、汚れは完全に残ってしまっています。

通常、パーツクリーナーを吹きかけての洗浄は、チェーンを張ったまま行うことが多い思います。すると見える部分、チェーンの外側と上下に関しては汚れを落としやすいですが、物理的にスプレーを当てづらい裏側の汚れが残ってしまいました。

しかしパーツクリーナーも勢いよく出てくれますので、ある程度固まった汚れがあったとしても勢いで物理的に飛ばしたり、落としたりすることができました。

とは言ってもやはりパーツクリーナーだけできれいにしようとすると、どうしてもすごい量のパーツクリーナーが必要になりますし、飛び散りますのであまり効率的では無いような気がしました。

②某フィルタークリーナー系漬けシェイク+水洗い
この方法は実際にチェーンを外さないとジャボンとできませんので、チェーンを外したことを想定して行いました。
DSC_3738

しっかりとドブ漬けにします。
DSC_3740

シェイクをするのと同様になるように、できるだけよく混ぜてシャコシャコします。
DSC_3745

どんどん汚れが出てきます。
DSC_3747
かなりきれいになったように見えます。

更にしっかりと水で流しました。
DSC_3748
溶剤を乳化させます。(※生分解性です。)

DSC_3749
さっぱりです。

DSC_3752
しっかりと拭き上げます。

DSC_3754
汚いものと比べてもその差は歴然です。

DSC_3756

DSC_3759
外から見る限り多少は汚れが残っていますが、パーツクリーナーに比べて若干きれいになりました。

しかしチェーンの内側の固まり汚れが多少残ってしまいました。
やはり油系の固まり汚れは強烈です。

③灯油漬けシェイク+パーツクリーナー
DSC_3777
灯油です。

灯油は捨て方、そのまま流すことはできませんので、ぎりぎり浸かるぐらいのギリギリの量で行いました。

シェイク後の灯油はウエスに染み込ませて処理をします。
DSC_3779
が灯油は匂いがかなりきついですし、処理に手間がかかります。

DSC_3782
DSC_3781
DSC_3780
シェイクが終わった状態です。
このままでは内部に灯油が残っていますが、フィルタークリーナー系とは違い、水で流せません。
ですので、灯油分の脱脂のためにパーツクリーナーを吹きかけて、チェーン内部の灯油を抜きます。

DSC_3788
乾かします。、

DSC_3790
DSC_3789
一見かなりきれいに見えますが、、、

DSC_3791
フィルタークリーナー同様に、チェーンの内側の汚れが取れていません。
フィルタークリーナ-系の溶剤よりも多くの汚れが残っています。(処理の問題から灯油の量が少なかったということもあるかもしれません)

灯油の廃油処理に手間がかかりますし、シェイク後にパーツクリーナーでの仕上げをすることを考えても、一番時間がかかってしまい、更に匂いもきつくかなり気になりました。
手間の割に綺麗にならなかった気がします。

最後にパーツクリーナーをかけるのであれば、最初からパーツクリーナーで良かった気がしないこともありません。。。

④チェーンクリーナーでブラッシング洗浄
何を隠そう、何も隠れませんがネットでもよく出てくる某W社推奨の方法です。

使用した溶剤は最も少ない量です、
DSC_3762
少量をパットに出して、

ブラッシングをしました。
DSC_3764
こちらも推奨方法です。

DSC_3768
洗浄時間を揃えるので、ブラッシング10秒程度です。
チェーンが張られていない状態だと非常にブラッシングがしづらいです。

最後にじゃぶじゃぶすすぎました。
DSC_3769

さっと拭き上げました。
DSC_3774
明らかにきれいです。

DSC_3775
DSC_3776
見た感じ圧倒的にきれいに見えます。

▶内部の状態確認
分解して内部を見てみます。
①パーツクリーナーをぶっかける
DSC_3798
※左側:インナーリンク+ローラー 右側:アウターリンク
ローラー内部の汚れは残り、イナーリンク外側・アウターリンク内側の汚れも残留しています。

②某フィルタークリーナー系漬けシェイク+水洗い
DSC_3801
こちらはローラー内部は意外と落ちていますが、アウターリンク内側の塊が残ってしまっています。

③灯油漬けシェイク+パーツクリーナー
DSC_3805
アウターリンク内側の汚れが残っています。
そしてパーツクリーナーで仕上げにきれいに灯油を抜いたと思っていたのですが、分解してみると内部の灯油が若干抜けきっていませんでした。あれだけパーツクリーナーを使ったのに、驚きでした。

④チェーンクリーナーでブラッシング洗浄+水洗い
DSC_3808
ローラー内部の汚れを取りきることはできませんでしたが、アウターリンク内側は一番キレイでした。

並べてみました。
DSC_3809
非常に見ずらいです。m(_ _)m

全体的な結果ですが、10秒程度のざっくりとした洗浄ではローラー内部の汚れを完全に落とすことはできませんでした。
それでもやはりといえばやはりですが、④のチェーンクリーナーでブラッシング洗浄+水洗い、これが一番キレイにすることができた、と言う結果でした。



▶推測とまとめ
今回の実験からわかったのは、チェーンの汚れで固まりなどの汚れがある場合は、まずは物理的にそれを取り除くことが大切だと感じました。要は汚れの固まりがついている状態では、どんな強力な溶剤を使っても、固まった汚れには勝てなかったということです。
その塊を物理的に落とすためには、ブラッシングであったり、パーツクリーナーのように勢いで吹き飛ばす、これらがないとどうしても残ってしまいます。
固まった汚れが残っているところにオイルをつけると、、、
DSC_3816
少なからず、固まりが溶けてチェーン内部に入り込みます。
つまり外側からみてきれいにしたつもりでも、アウターリンク内側等に汚れが残っていると、オイルを付けたときに汚れが溶けて、チェーン全体に回ってしまいます。これはお世辞にも良いことではありません。

また今回はどの洗浄方法も10秒程度の洗浄でのお話でしたが、まとめてみます。
①パーツクリーナーをぶっかける
全方向から大量にかければ意外ときれいにできますが、かなり大量にパーツクリーナーを使用することになります。またハブ・フリーボディやBBなどパーツクリーナーがかかってほしくないところも近い位置にあるので、取り扱いは要注意かと思います。

②某フィルタークリーナー系漬けシェイク+水洗い
かなり強力な溶剤の力で、外側はかなりきれいになりますが、リンク内側の固まりには歯が立ちませんでした。物理的にブラッシングを加えて上げるとかなりきれいにできます。

③灯油漬けシェイク+パーツクリーナー
②と同様でブラッシングをすることで汚れは落とせますが、内部にのこった灯油の処理がいかんせんうまくいきません。内部に灯油が残留すると、チェーンオイルが流れたり、飛んでいったりしてしまいます。
また洗浄後の灯油の処理、匂い等手間がかかる、そして洗浄力もそこまで強力ではない(フィルタークリーナ-と比較して、量の問題もあるかもしれませんが、いかんせん処理や取り扱いに手がかかります。)、これらのことからも、あまりお薦めはできない、と言う結果でした。
ドブ漬けをするならフィルタークリーナー系のほうが良いと思います。

④チェーンクリーナーでブラッシング洗浄+水洗い
やはり専用品で国内の一流企業が研究しただけのことはあります。
間違いありません。
外部だけではなく、内部の汚れの抜け方も一番良かったです。
そして溶剤も一番少なく済む、ということも良いことだと思いましたし、やはりよく考えられていると感じました。

また今回はどの洗浄方法も10秒程度の洗浄でのお話でしたが、もっと時間をかけた洗浄の場合でも結果が大幅に変わることは無いと思います。
※汚れの種類によっては異なる結果になることもあると考えられます。

今回はかなりひどい固まりの汚れがついたチェーンでの検証の結果ですが、固まりがなければドブ漬けだけでもかなりきれいにできる可能性があると思います。

でココからが忖度なしのお話ですが、、、試しにローラー内部まで究極にきれいにする方法は無いのか?というお話ですが、様々な組み合わせの洗浄と分解を繰り返した結果、、、
ブラッシングで外部の物理的な汚れを取り除いた④のあとに、パーツクリーナーを超大量(1コマ10秒以上)に使うことでローラー内部の残留物を徹底的に流す!これによりローラー内部の黒ずみまでキレイにすることができました。

しかしです。これではパーツクリーナーが何本あっても足りませんし、日常的に行うには現実的な方法ではありませんので、やはり現実的にはある程度のところ、物理的に取れる汚れは取り除き、ローラー内部は汚れを100%落とすのではなくてできるかぎり減らすこと、ということで良いかと思われます。

ということで今回は【画像でみる】チェーン清掃の4つの方法を忖度なしで検証した結果、そんなお話でした。

++++++++++++++++++++++++++++
年末年始の営業に関しまして
12月31日~1月3日まで店休とさせていただきます。
お休み期間中のメール、お電話のお返事は4日以降とさせていただきますこと、ご理解とご了承のほどお願い申し上げます。
++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから