本日、朝一でTwitterでつぶやきましたが、FC-R8000用の52-36Tのみではございますが、メーカーに入荷があったようです。

ワタクシも通常は1年、、、とは言わずにできれば2万キロぐらいでは交換したいのは山々だったのですが、なにせ全然入荷がなく、1年半とまでは行きませんでしたが3万キロ近く使用してしまうことに。。。それだけ使ってきたわけですが歯飛びとまでは行きませんが、気になる症状は出始めていました。摩耗なので致し方がありません。

とようやくものが入ってきたので交換作業を行いました。
今回はチェーンリングの交換作業の内容、そして注意点等を織り交ぜながらのお話にさせていただこうと思います。

※表題にクランクの摩耗、とありますがクランクは摩耗しませんので正確にはチェーンリング、フロントギアの摩耗ということです。

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実際に作業に入る前に洗車をしました。
というのもせっかく新しい歯を組み込むのできれいな状態が良いからです。
きれいな状態で作業を開始致します。

今回はこちら。
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久しぶりに見ました。

まずはクランクを外します。
外し方のポイントではありませんが、外したパーツの状態を確認することはとても重要だと考えております。
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少々ピントがズレていますが、外したクランクです。
クランクの軸が右側は無傷、左側に薄っすらとサビが出ています。
通常左側のほうが錆びやすいのです。というのもクランク軸は右側からBBに差し込むからです。
というようなことを考えつつ組み込む際にどうするか、ということを考えることが大切です。
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落とせる錆は落としておきます。
落とせるか否かは状態次第で、サビの状態、痩せなどはないかも確認しておきます。

歯の状態はというと、、、
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痩せて薄くなりだいぶ摩耗は進んでいます。
1シーズン以上をともにしたチェーンリングを外します。
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チェーンリングボルトはトルクスのT30です。
トルクスネジは六角と違って多少小さいサイズでも工具をかけられてしまうので回せそうな気がしてしまいますが、サイズが違うと基本的にボルトを痛めますし、普通になめます。トルクスを使う際は小さいサイズでもかかってしまう、ということを忘れずに必ずあったドンピシャのサイズを使用します。

と、今回は折角なのでプーリーも交換致します。
プーリーはあんなに小さなギア、と侮るなかれです。と言うのもチェーンを保持する役割もあり、変速性能に影響を与えるからです。いくらチェーンが新しくても、プーリーがガタガタならば本来の変速性能を発揮できないということもあります。

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ULTEGRAのプーリーは2,000円以下とそこまで高いパーツではありません。
※プーリーの互換性はご注意ください。ものによっては厚みや刃先の形状等が違います。

新旧比較です。
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毎度忘れていて思うのですが、新品のガイドプーリーは刃先に斜めに加工が入っています。
摩耗しているとその面影は全くありません。。。

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テンションプーリーは刃先が痩せてくる、これは通常のギアと同じ減り方です。
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プーリーをいじる際はガイドプレート(プーリーの取付け部のプレート)も外れます。
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その際に外したプレート部を見て、日頃のメンテナンスで汚れをしっかりと落とせているかどうか、ということの確認もできます。こういったところもどうしても掃除がしにくい部分ではありますので、外した際は徹底的にキレイにしておきます。
組付けは回転方向に指定がありますので、注意をしつつ組みます。

続いて本題のチェーンリングです。
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綺麗です。
新品のチェーンリングの歯の形に注目しつつ、新旧比較です。
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明らかに使い込んだものは歯先の痩せが確認できます。
新品の歯先の形状を覚えておくと、どのぐらい摩耗が進んでいるのか、これがわかります。
要は正常・良い状態を知らないと比較ができないからです。

インナーです。
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インナーはアウターと違って減りが明らかに少ないです。
そう、千葉は山が少ないからなのです(笑)

チェーンリングを外す際はインナーはボルトを外すだけですぐに取れますが、アウター側はかなりぴたりとハマっていて取りづらい場合もあります。まっすぐ均等に引っ張ると外しやすいです。
ということは取付けるときもそうです。
かなりピタリと入りますので、斜めに入れないようにまっすぐ入れるとキレイに入ります。

パイオニア等の右側パワーメーターがついている場合は、パワーメーターをずらしつつ、と言う作業が入りますので断線に注意をしつつ作業を行います。
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最近のシマノのクランクはアウター側は角度を間違っての取付けはできませんので、迷いづらいと思いますがインナー側は注意が必要です。
※5アームや旧型のクランクはアウターチェーンリングの取付けは注意が必要です。正しい位置に付けないと変速性能が落ちます。

インナー側の確認方法です。
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インナーの丁数の刻印(SHIMANO 11s 36MT)はアームの真反対に来るようにします。
刻印は車体側、要は取付けるときに刻印が確認できるように裏表は間違えないようにします。
インナーの裏表を間違えるとフロント変速が鬼のように変になります。

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黄色丸の位置、三角や出っ張りはアームの裏側に来るようにします。
赤丸の位置の斜めの加工、これもピタリとハマるように合わせます。

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インナーの歯先から流れるような変速ポイントは芸術的に美しいです。

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チェーンリングボルトは均等に締め付けトルクを守って締め込んでいきます。
締め付けトルクはクランクとほぼ同様の12N/mです。

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黒光りが最高です。

せっかくクランクを外したので、普段掃除のしにくいところをキレイにしておくよい機会です。
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BBの状態も確認しておくとより良いと思います。
満足行くまでキレイにしたらクランクを取付けます。
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マニュアルでグリスの指示がある場所です。
右クランクアームユニットの軸部
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クランク軸と左クランクの終結部(スプライン部)DSC_9339
クランクのセンターキャップです。

なぜわざわざグリスの場所までシマノの指定があるかというと、それ以外の部分には使用しないからです。
センターキャップをふんわり付けます。
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これで左クランクが不用意に外れることを防ぎます。
はずれ止めプレートを忘れずに入れます。

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プレートが確実に入っていることを確認してボルトを入れます。
センターキャップを適正なトルクで締め付け、ボルトを締め込みます。
逆の手順では絶対にダメです。
センターキャップの適正トルクは公式は0.7-1.5N/mということですが、これはBBによっても若干変わります。肝心なのは締めすぎに注意をしつつ、ガタは絶対に出ないように、ということです。
2本のボルトは必ず徐々に交互に締めていきます。
ワッシャーも忘れずに入れます。ワッシャーはボルトを外したときに見当たらない場合は、クランク側にくっついている場合もあります。確実に必要な部分ですので要注意です。

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チェーンを戻して完成です。
BBによってはクランクを外した際には、フロントの変速を確認したほうが良い場合もあります。
この辺はケースバイケースで対応します。

ということで今回はクランクの摩耗限界⁉ チェーンリングの交換を注意などを織り交ぜて解説、そんなお話でした。


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