整備あるあるですが、何故か似たような不具合の修理依頼が重なる。ということはどこの業界でもよくあることなのではないかと思います。

今回も最近よく作業するのが、コントロールレバーの不調です。
とは言っても9000系のDURA-ACEの11速が発売となって10年ぐらいでしょうか。
その後追従して、6800、5800系が発売となりました。11速コンポのできは10速時代と比べても、ものすごく良かった気がします。

時間が経てばトラブルも増えてくるものです。

ということで今回はシマノSTI デュアルコントロールレバーの故障と修理についてのお話にしてみようと思います。

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▶デュアルコントロールレバーの故障例
①破損

圧倒的に多いのが落車等による破損です。
機会式のコントロールレバーの場合、落車等による破損によるダメージはレバーが折れるよりもブラケット部が折れることが多いです。

と言うのもレバーは左右にも動きますし(シフト操作)ブレーキ操作で前後にも多少は動けます。
地面に当たってもある程度衝撃を逃がせるようになっています。

逆にブラケット部はというと、ハンドルバーに固定されているため、当たり方によっては意外と簡単に折れてしまうこともあります。
落車の速度、というよりも落車の仕方(転び方)いわゆるあたりどころが悪いと折れてしまうことがあります。
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②空打ちの増加
空打ちとは小レバーを操作しても引っかかることがなくスカスカした状態です。
構造的に大レバーを少しでも触ってしまうと小レバーがかからなくなるのですが、これではありません。
何をしたら空打ちになるとかでもなく、普通に使用しているだけで頻繁に起こる、完全な空打ちです。
この症状は、長い距離、おそらく変速回数が増えてくると、(とは言っても何回とか言うレベルではなく、何年も何年も繰り返し使い続けていると、、、と言うことです)多くなってくる症状なのですが、内部ギア等の”摩耗”、もしくはスプリング等の”ヘタリ”等の原因が考えられると言うことです。

その場しのぎとして、内部をゴニョゴニョしても摩耗やヘタリが原因で起こっている場合はと言うと直ることはありません。一瞬良くなった気がしてもまた再発してしまうことが多いです。


③謎の不調
レバーが動かなくなったり、レバーが永遠と動かせるようになってしまったり。。。
おそらく内部のギア関係の故障や摩耗が原因かと思われますが、あくまでも推測です。

こうなった場合は、前述の原因と同じく潤滑してみたり(叩いてみたり(笑))で直ることはほぼありません。
一時的に症状が消えたとしても、再び出る可能性が高いです。なぜなら正常な状態で起こることではないからです。
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▶判断と切り分け
原因を調べる際は、基本的にケーブルが張られている状態では無理な場合がほとんどです。
ケーブルはすべて取り外しコントロールレバー単体で判断する必要があります。
場合によっては切れたケーブルの脱臼や切れたケーブルが内部残っていたり、コントロールレバーの外れやすいパーツが外れてしまっているような単純な不具合の場合もあります。完全な故障を疑う前にこれらの不具合は本当にないのかどうか、これらの確認が先決です。

確認後はまずはコントロールレバーを単体の状態にして動かしてみます。
(汚れ等の可能性もないわけではありませんが、通常シクロなどのかなり過酷な使い方でもなければ、内部がどろどろで泥がみっちり、ということは多いことではありません。)

正常な状態であれば、単体で動かせばきれいに動くはずです。
単体で動かしてもレバーが動かなかったり、おかしな動きをする場合は故障の可能性があります。

ともあれまずは故障か否かの正しい判断が必要になります。

▶故障していたら
すべてが全てではありませんが多くの場合は、ブラケットユニットの交換で直ることが多いです。
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ちなみに落車以外の原因でもブラケットの故障は多くの場合が右側です。と言うのも右側のレバーはリアシフト、フロントシフトに比べても使う回数が段違いに多いからです。

とは言っても左はかなり強い力で引っぱるということもありますので、左の故障がないわけではありません。
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最近交換作業が多く、慣れすぎて交換が早すぎて、、、(笑)

▶まとめ
しかしこんな作業はあと何年できるかわかりません。
と言うのも、基本的に油圧系のレバーは壊れたら全交換です。
ちょこちょこパーツを交換して、と言うことはほぼできません。
もうこんな作業もなくなってくるのかと思うと少し寂しい気もします。

ともあれまだまだ運用中のリム車はまだまだ多く存在致します。またコントロールレバーの不調、特に11速系は使用期間等を考慮してもチラホラと不具合が出てくる頃でもあります。
レバー本体は在庫がなくとも、交換パーツだけならば在庫がある場合もあります。
もしも不調の場合は、諦めずにお気軽にお問い合わせください。

ということで今回はシマノSTI デュアルコントロールレバーの故障と修理、そんなお話でした。
レバー単体発送での修理も承ります。
単体の場合は、工賃2,750円+パーツ代となります。
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E-Mail:ffcycle@outlook.jp

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