インプレの前に情報です。
身長:176cm位
体重:61~62kg位を行ったり来たり
FTP:5倍以下ぐらい?最近測ってないですし測りたくもありません(笑)
月間走行距離:1000km位(高強度に全振り)
練習はほぼ平地で上りは苦手です。

WINSPACE SLC3:Mサイズ(ST500mm、TT536mm)
コンポ:ULTEGRA R8170 SHIMANO + DURA-ACEパワーメーター
ホイール:ELITEWHEELS DRIVE 40D + Panaracer AGILEST FAST TLR 28ⅽ 
YOELEO SAT C50 DB PRO NXT + IRC FORMULA PRO 新S-Light TLR 28ⅽ

実測重量:必要部品(ボトルケージ・サイコンマウント等)を全部入れて7.2kgぐらい
ULTEGRA組のペダルレスで6㎏台!

旧使用機材:WINSPACE T1550(エアロ系)
R8170組 SAT C50 チューブレス仕様で車体重量7.5kg以上
※ペダル、ボトルケージ、マウント類込み
約15000㎞使用

ということを踏まえてのお話、WINSPACE 渾身のオールラウンダー SLC3 エアロ系からオールラウンダーフレームに乗り換えてのインプレッションです。
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▶初乗り
SLC3の初ライドの感想はというと、やはりWINSPACEのフレームらしく非常に乗りやすいと感じました。WINSPACEのバイクはT1550もそうですし、AgileもSLC2.0も含めて、クセが少なく素直動いてくれるイメージです。(その中でもT1550はやはりエアロ系ということもあり、比べてみるとクセが一番強いかと思います。)また計測重量よりも実際に乗ったときの反応が非常に軽快で気持ちよく、そしていざパワーをかけるとしっかりと反応してくれます。
逆に柔らかめのフレームを望む場合はWINSPACEのこれらのフレームはちょっと合わないかもしれません。BB周りの剛性等かなりしっかりしていますし、ヘッド周りの剛性も非常によくコーナーリング時もテクニック以上の走りをさせてくれます。先日の袖ケ浦のレース会場でもT1500やT1550を非常によく見たというのもレースでもしっかりと戦えるフレーム、ということだと思います。

もちろんSLC3もこれらのバイクとよく似ていますが、SLC3は更に洗練されていると感じました。
しかしそこまで強度を上げず走っている場合、ポタリングのような乗り方ではT1550と全然違うのかと言うと、全然違う感じではではありません。ということからもT1550もかなり良く走るバイクだということだと思います。 またワタクシ自身T1550に乗っていたころから特に不満があったわけではありませんでした。

それでもSLC3はやはり、上りでの軽さはWINSPACEのフレームの中で最高峰です。
初日の感想としてはT1550以上に軽快で、反応がよくとにかく乗りやすいバイク、そんなイメージでした。
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シェイクダウンの初乗りはがっつり雨でした。
確かBMCの購入前の試乗の際もゲリラ豪雨だった気が(笑)

と、この画像を見てお気付きの方はかなりマニアックな方ですが、シートチューブ側のボトルケージ台座の位置がかなり下がりました。これはボトルまでの距離は遠くはなりますが、低重心化につながりますので、良い変更だと思います。

▶風耐性
久しぶりのオールラウンドモデルで、すっかりとその感覚を忘れていたところがあります。ワタクシの場合、風はどんなに強くても基本的には外を走るのですが、、、これがまた強風の日の感覚が、抜群に好きでした。
真正面からの向かい風の時の風抜けはというと、T1550との差はそこまで大きくはなく、むしろSLC3の方がちょっと軽いのか?というぐらいでした。これは本当にすごいことです。

また風が強い日はエアロロードの方が有利かと思っていたところがあるのですが、どちらが、ということではなく双方癖というか感覚の違いがあります。
これは好みかもしれないのですが、ヨー角が開いてくる際(斜め前方からの向かい風・向かい風に角度が付いてくる時)、エアロ系フレームの方が帆走効果が生まれることで有利になるということです。要は斜め前方からの風を受けて進みやすくなるというものです。
そのもったりとした感覚は若干違和感として感じていたのだというのはSLC3に乗ってから気が付いたことです。SLC3の場合は、ヨー角が開いたときのバイクの挙動が素直で極めて扱いやすいと感じました。
また横風の強い時のバイクの挙動もやはりその形状からも想像しやすいですが、エアロフレームよりも横風の影響も受けずらいです。

オールラウンド系のフレームとエアロ系のフレームの違い、ということだと思います。
速く走るためのエアロ効果と、横風の影響にからくる不安定さによるパワーロス、これは非常に難しい問題なのではないかと感じました。



▶BB剛性
BB周りの剛性は踏んだ時の反応に直結するようなイメージです。BB剛性の影響はパワーをかければかけるほど重要になってきて、足当たりであり味付けのような部分だと考えております。剛性が低いと足当たりは優しいかもしれませんが、踏んでも反応が悪く進まなかったり踏み方に癖があったり、バイクが重いと感じる要因にもなります。
SLC3の前のフレーム、T1550はレースバイクとしてかなりしっかりとした剛性があると感じています。比較してもワタクシの扱うパワーではSLC3もその剛性に全く負けている感じはしません。

またSLC3はねじれに極めて強いように感じます。というのもペダリングのタイミングがつかみやすく、ペダリング時のスイートスポットは極めて広く、どこで踏んでもしっかりと進みます。バイクがねじれるようなダンシングでもぐいぐいと前に押し出してくれます。

なんでこんなに軽く回せるのか不思議なのですが、おそらくBB周りだけではなくフレーム全体としての剛性バランスが非常に優れているのだと思います。
リアバックまでの一体成型術の恩恵?なのかもしれません。
※通常多くのフレームは前の三角形を作りチェーンステー・シートステーを別途で接着・繋ぐものが多いようです。ですのでリアからホースやケーブルを通す際に、BB後方の接着部位で引っかかったりするものが多いです。
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高強度で踏んでも最後までなんとか足を残せる感じもよいと感じています。

▶軽さ
すべての状況下において軽さを実感できます。
上りもそうですし、加速時も重さ・鈍さを感じることはありません。
どう踏んでもスルスルと速度が上がりますし、巡行からの加速時も不満がありません。
バイクを振った時の軽さ、というのはあまりバイクを振るような乗り方をしないのでいまいちよくわかっていませんが、ねじれるようにパワーをかけてもググっと進んでくれます。

そしてさらにすごいのが軽いのですが、ひらひらした不安定な軽さではなく、ディスクブレーキフレームのしっかりとした安定感がありながらも俊敏に動く軽さがすごいと思いました。
WINSPACEのフレームはどれもかなり軽快に走ることができるのですが、その中でも抜群の軽さを誇っているように思えます。

かなり過去の記憶にはなりますが、踏んだ感じとして似ていると感じたバイクは、R5のリムブレーキモデルです。


▶高速域・下り
SLC3でもう一つ感動したのは、下りです。下りの安定感が抜群に良いです。
軽量モデルでありながらも下りで不安になるひらひら感が少なく、安定して下れますし、下りのコーナーリングも自分のテクニック以上に安定して曲がれるイメージです。

逆にネガティブな面としては見えてきたのも下りからの高速域です。
平地追い風や下りで一定以上の速度域、例えばバーっと下りを利用し速度が上がった後の速度維持の場面では、やはりT1550のほうが抜けがよく感じました。T1550、さすがは空力を重視したエアロ系ロードです。

とはいってもロードバイクにおける、空気抵抗の多くはライダーによるものです。
T1550の空力に負けないようにライダーが1㎝でも低く、より小さくなれることの方が影響が大きいのでT1550時代よりももっと小さくなって走る練習をします。。。


▶その後ホイール交換
純粋にT1550 との比較をしたかったのでまるっと同じ装備、同じポジションを再現し、シェイクダウンから乗っていました。
その後使い慣れたSAT C50(50mmハイト)からDRIVE 40D(40mmハイト)へ交換しました。
というのもSLC3は軽量オールランド系のフレームですので、せっかくならもっと軽くしてみたくなったからです。
SAT C50はS-Light TLR、DRIVEはとりあえずFASTのCLで試してみることにしました。ちなみにホイール+タイヤの重量差は70g程度です。
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T1550時代は何度か入れかえて乗っていますが、SAT C50ほうがしっとりとして相性が良いように感じていました。DRIVEはパリッとして硬く軽いのですが、乗り心地等の面でも少々硬く感じていたからです。

ではDRIVE40Dに交換して使用タイヤはクリンチャーで5.5BAR運用ですので、SATC50のTLR 4.5BAR運用と比べても、だいぶ硬さを感じると思っていたのです。
しかし実際に乗ってみたら驚くほど全然問題なかったです。フレームの振動吸収性等が非常に良いことに気が付きました。
そして上り一発でぶっ飛びました、軽すぎます。リム重量の違いや剛性の違いもあるかと思いますが、とにかく軽くさらに鋭くとがったイメージです。

SAT C50の時はSLC3でリムブレーキの軽さに近づいたかな、と感じていたのですが、DRIVEを使用したらもう軽量リムバイクの軽さになったと感じました。
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完璧な組み合わせです。地味といえば地味な感じも・・・(笑)

基本的にDRIVEの方がSAT C50よりもパリッと硬いのですが、T1550でSATC50の方がよかったのは、フレームとの相性とワタクシ自身の好みの問題かと思います。
逆にSLC3でパリッと硬いホイールOKということであれば、やはりHYPER3やMEGAとの相性も良いかもしれません。楽しみが広がります。


▶まとめ
組み上げ後ホイールやタイヤを入れ変えつつ、なんだかんだで約500㎞ぐらいの走行をしました。
初日は雨でしたし、強風の日も経験しました。
その中で総合的な感想ですが一言でいうならば、まさにメーカーの言う通りトータルバランスが高いオールラウンドモデルだと感じています。軽いだけではなく剛性もしっかりとしていてレースの強度はもちろん、乗っていて気持ちよく乗れば乗るだけSLC3の良さを感じることができます。

現在、海の向こう側の多くのレビュワーのイメージとしては軽量ヒルクライムバイクという認識と、メーカーが謳うオールラウンダーバイクというところには少々乖離が発生してしまっていると思います。ワタクシ自身も実際に乗ってみるまでは、真円形状シートポストやフレームの構造的にヒルクライムバイクのイメージが強かったというのは正直なところです。
しかし実際に乗ってみるとメーカーの狙いがよくわかります。
というのもワタクシ自身普段ヒルクライムや上りはあまり得意ではなく、平地の方が好きなのですが、SLC3は上りがなかったとしても十分に楽しめる、むしろ上り用としてしまうのはもったいないぐらいに非常に良く走るバイクだと日々感じているからです。

最後にどんな方にお勧めかというと、例えばリムからの乗り換えにもよいと思いますし、エントリーやミドルグレードのフレームからの乗り換えでもその性能に満足できると思います。またエアロ系のからの乗り換えやもう少し上り用で軽いバイクが、ということでもよいと思います。(平地も全然よいので平地でも使いたくなってしまうかもしれません。)ものすごくいいバイクです。

ということで今回はWINSPACE 渾身のオールラウンダー SLC3 500㎞ インプレッション!でした。

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前回のお話はこちらからどうぞ。

今回は組み上げの話です。





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